Equinix, Inc.(以下、「当社」とする)は、その専有情報および機密情報の機密性を確保するための措置を講じています。また、ベストインクラスのプロセスおよび手順や、最新のテクノロジーを導入するなど、社内において最先端の物理的アクセスセキュリティを確保することにも努めています。この目的のため、当社は、International Business Exchangeセンター(IBX センター)の1つなど当社の安全な場所にアクセスするための、セキュリティシステムを確保しています。このシステムでは、そうした場所へのアクセスを、当社の権限のある従業員、顧客、代理店、請負業者、販売会社、およびサードパーティのビジネスパートナー(以下、「権限保有者」とする)に制限しています。
当社のセキュリティシステムは、権限保有者を認証し、当該人物が当社の安全な場所にアクセスできるようにする目的で、適用法の下、生体認証データとみなされる可能性のある特定のデータを利用しています。当社は、本ポリシーを作成および公開することで、権限保有者に通知し、そうした生体認証データとみなされ得るデータが合理的に保護され、必要な期間を超えて保持されることがない旨を保証しています。本ポリシーでは、当社がイリノイ州で収集する可能性のある、生体認証データとみなされ得るデータの収集、使用、保持、および破棄を規定しています。このポリシーは、当社の米国のウェブサイトにあるプライバシーポリシーセクションに掲載され、当社の全従業員を含めすべての人々に公開されています。
こうした生体認証データとみなされ得るデータは、本人確認および認証プロセスにおいて収集されるため、本ポリシーは、イリノイ州バイオメトリック情報プライバシー保護法をはじめ、適用される連邦、州、および地方の法律に準拠するように作成されています。
生体認証データとみなされ得るデータの収集。
安全な場所を保護する対策の一環として、当社では、権限保有者の固有のパスコードとともに、その人物の手または指をスキャンする装置を使用して、当該人物の認証を行っています。当社では、手または指のスキャンデータを収集することで、生体認証によるアクセスを可能にしています。
スキャンテクノロジーでは、IBXセンターで運用されているセキュリティシステムに応じて、権限保有者の手や指の特定の側面を測定しています。このデータは、その手や指の明確な特徴に基づいて、暗号化された数学的ファイル(テンプレート)に即座に変換されます。このテンプレートは、当社が権限保有者に発行するスマートカードに保存されるか、または当社が所有および管理する安全なデータベースに保存されます。テンプレート作成後、手形や指紋が残ることはありません。
権限保有者の手または指のスキャンデータを収集してテンプレートを作成する前に、当社は、本ポリシーに記載されている通り、権限保有者またはその法的な代理人から、手または指のスキャンデータを取得して使用するための署名付き同意書および書面による承諾を取得します。当社は、本ポリシーの全部または一部に対する配慮または免除の要請が権限保有者からあった場合、それらを個別に検討します。
生体認証データとみなされ得るデータの使用。
IBXセンターにアクセスする必要がある場合、権限保有者は、IBXセンターのセキュリティシステムに従い、本人固有の個人用パスコードを提示し、手または指の外面的スキャンを行うか、当該テンプレートを含むスマートカードを提示する必要があります。当社では、権限保有者が当社の安全な場所の1つにアクセスするための本人確認目的でのみ、これに関連するテンプレートを使用します。権限保有者の手または指のスキャンに基づくテンプレートは、最初の登録プロセス時にその権限保有者のパスコードに紐づけられたテンプレートと比較されます。これにより、その人物が本人であることを確認し、認証します。
生体認証データとみなされ得るデータへの当社のアクセスについて。
当社のセキュリティシステムは、サードパーティベンダーから調達したもので、当社はそのシステムにつながるソフトウェアおよびハードウェアを使用していますが、本ポリシーに別段の定めがある場合を除き、サードパーティはテンプレートにアクセスできません。当社が権限保有者のテンプレートを販売、リース、取引することはなく、権限保有者のテンプレートからその他の方法で利益を得ることもありません。同様に、当社は、権限保有者の同意なしにテンプレートを開示、再開示、またはその他の方法で配布することはありません。ただし、(1) 州法、連邦法、または地方自治体の条例による場合、または (2) 管轄裁判所が発行した有効な令状または有効な召喚状がある場合は、この限りではありません。
潜在的な生体認証データとみなされ得るデータの保存について。
権限保有者の手のスキャンから取得されたデータは、暗号化された数学的ファイルに変換され、当社が所有および管理するアプリケーションおよびインフラストラクチャに安全に保存されます。権限保有者の指のスキャンから取得されたすべてのテンプレートは、当社が当該権限保有者に発行するスマートカードに保存され、当社には保存されません。
潜在的な生体認証データとみなされ得るデータの保持、保護、破棄について。
法律で別段の定めがない限り、当社は、次のいずれか最も早い時期に該当するまで、権限保有者のテンプレートを保持します。
- 権限保有者のエクイニクスカスタマーポータル(ECP)プロファイルが削除されたとき。
- 権限保有者のIBXセンターへのアクセス権が削除されたとき。
- 権限保有者が最後に生体認証データを使用して安全な場所にアクセスしてから1年が経過したとき。
- 権限保有者からからエクイニクスプライバシーオフィスに対し、当該権限保有者のテンプレートを永久に破棄するようリクエストがあったとき。
当社は、上記の期間が経過すると、権限保有者のテンプレートを永久に破棄します。
保持期間中、当社は、この業界の合理的な対策基準をもって、また当社が他の機密データや配慮が必要なデータを保存、送信、および保護するのと同等の保護方法で、権限保有者のテンプレートを保存および保護します。
お問い合わせについて。
本ポリシーに関してご不明な点や懸念がある場合は、サイト管理者またはエクイニクスセキュリティデスクにお問い合わせいただければ、当社の適切な担当者に照会いたします。もしくは、PrivacyOffice@equiix.comまたは+1.866.977.3749までご連絡ください。
本ポリシーの更新について。
当社は、理由の如何を問わず、いつでも本ポリシーを修正する権利を留保します。
本ポリシーの条項またはその一部が適用法に違反する場合、または条項の運用が適用法などにより法的強制力がないと判断された場合、当該条項またはその一部は解消され、残りの条項は完全に有効で適用されるものとします。
このイリノイ州生体認証データポリシー、または権限保有者の生体認証データに関連する当社の手順に起因または関連して生じる法的紛争、申し立て、論争、または意見の相違は、裁判所ではなく拘束力のある仲裁によって解決されるものとします。すべての申し立ては、ユーザー個人の立場でのみ提起することができ、集団訴訟、集合訴訟、その他の代表訴訟や共同訴訟の原告、請求者、またはメンバーとして提起することはできません。仲裁は当該申し立てを解決するための唯一の手段であり、当社と権限保有者はどちらも、連邦裁判所または州裁判所の裁判官または陪審の前で裁判を受けるそれぞれの権利を互いに放棄します。拘束力のある仲裁は、米国仲裁協会(AAA)によって、その時点で有効な規定および手順に従って管理され、機密扱いとなります。