関西エアポート、AODBとの直接接続でコスト削減 | エクイニクス customer story
50~60%
コスト削減率5倍
ネットワーク帯域幅要件を上回る割合2か月未満
複雑な相互接続プロジェクト完了までの期間関西エアポート、直接接続で業務を効率化
Amadeus AODBへの直接接続により、業務効率とカスタマーエクスペリエンスの向上を実現するとともに、将来のクラウドサービス拡大に向けた基盤を整備しました。
Equinix Fabricの導入により、海外の空港運用データベースとの安全な相互接続を実現するとともに、コストを大幅に削減できました。
Hideyuki Moriike氏 関西エアポート、ビジネス アプリケーション グループ、IT部門、AODB担当プロジェクト マネージャ
離れた場所にあるデータベースの接続
関西国際空港と大阪国際空港の両方を運営する関西エアポートは、本州の中南部に位置する関西地方における海外への玄関口としての役割を果たしています。
近年、関西エアポートは、空港手続きの効率化、両空港における安全と安心の向上、事業運営による環境への影響の低減を目的とした主要な取り組みを支援するため、事業活動を強化しています。また、国際線の収容能力を増強し、旅客の利便性を向上させるため、第1ターミナルでも改修工事が行われています。
関西エアポートは、空港運営の効率化を図るため、ITの活用にも積極的に取り組んでいます。このプログラムにおいてきわめて重要なのは、空港運営に関連するあらゆる情報を集約して一元管理するために設計された統合システムであるAmadeus Airport Operational Database (AODB)を導入したことです。このシステムは、航空会社や航空規制当局などの提携組織とリアルタイムの情報を共有しています。Amadeus AODBは、フライト データに接続して、速やかに更新を行うことで、駐車場、搭乗口、チェックイン カウンタなど、空港のさまざまなリソースを最適化します。さらに、集計されたデータにより、空港の需要に関する正確な分析や予測が可能になります。
Amadeus AODBをホストしていた海外のデータセンターがインターネット経由で関西エアポートのネットワークに接続する際に問題が生じたため、導入において課題が発生しました。「AODBが関西エアポートの国内ネットワークと安全かつコスト効率の高い方法で通信するためには、直接的なネットワーク相互接続が必要です。しかし、それにはきわめて高額な導入費用と月額運用コストがかかり、完了までには6か月を要するでしょう」と関西エアポートのITビジネス アプリケーション グループでAODB担当プロジェクト マネージャを務めるHideyuki Moriike氏は説明していました。
接続性がイノベーションを牽引
アマデウスの紹介により、関西エアポートのAODBチームは、エクイニクスに連絡を取り、エクイニクス データセンターとEquinix Fabric®を介したソフトウェア定義型相互接続サービスを活用することで、同チームが必要とするコスト効率の高いネットワーク接続を実現できると判断しました。
Equinix Fabricの選定に至った主な要因は、アマデウスとの相互接続における世界的な実績と、AODBが持つ社内の専門知識です。「セキュリティ面の保証に加え、エクイニクスは50Mbpsを超える帯域幅を提供することができ、これはAODBの帯域幅要件である10Mbpsを十分に上回りました」と関西エアポートのITインフラストラクチャ グループのネットワーク エンジニアであるKoji Yamazaki氏は述べています。
このプロジェクトは、開始から2か月以内に本格的なネットワーク構築段階に入りました。「システムの設計やアーキテクチャについて、アマデウスやエクイニクスと数多くのオンライン会議を行い、エクイニクスからは常に技術的なサポートや詳細な設計案を提供してもらいました」とMoriike氏は述べています。
エクイニクスのサービスデスクは、関西エアポート チームからのあらゆる問い合わせに対応するために待機しており、エクイニクスはネットワーク全体の構成、BGPベースのルーティング システムの設計、資料作成などを含む、設計および構成作業を徹底して支援しました。
コロナ禍のピーク時にネットワーク構成が必要となった際、関西エアポート チームはIBXデータセンターに直接足を運ぶことができなかったため、エクイニクスのサービスデスクに頻繁に連絡を取り、支援を求めました。「週末であっても、彼らはすぐに対応してくれて、私たちの要望を直感的に理解してくれました。これまで私が経験した中で、断トツで最高のサービスデスクでした」とYamazaki氏は述べています。
セキュリティ面の保証に加え、エクイニクスは50Mbpsを超える帯域幅を提供できました。これはAODBの帯域幅要件である10Mbpsを十分に上回りました。
Koji Yamazaki氏 関西エアポート、ITインフラストラクチャ グループ、ネットワーク エンジニア
導入初日から安定した稼働
現在、関西エアポートは、メイン回線とバックアップ用WAN回線を通じて東京のIBXデータセンターに接続しているほか、Equinix Fabricを介してドイツのアマデウス データセンターにも接続しています。AODBへの接続は驚異的な速度で実装され、初日から安定して稼働しています。「エクイニクスのおかげで、わずか2か月でアマデウスの海外ネットワークと相互接続できました。これにより、AODBとのシステム統合作業を完了させるための十分な時間が確保できました」とMoriike氏は述べています。
関西エアポートがエクイニクスを導入する最大のメリットは、コスト効率の高さです。「エクイニクスを使用することで、他のサービスプロバイダと比較してコストを50~60%削減できました」とMoriike氏は述べています。
さらに、関西エアポートは、エクイニクスを通じて、海外のクラウドサービスへの高速かつ低コストな接続を実現しました。今後、関西エアポートは、他のクラウドサービス(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなど)との連携を図り、オンプレミスのITシステムをクラウドへさらに移行(「リフトアンドシフト型のクラウド移行」)することを検討する予定です。
「クラウドへの直接接続であっても、エクイニクスは他の通信事業者よりもコスト効率に優れたサービスプロバイダです。リフトアンドシフト型のクラウド移行を完了させるのは膨大な作業となるでしょうが、エクイニクスは、このような複雑なプロジェクトのあらゆる側面において支援を提供してくれると確信しています」とMoriike氏は締めくくりました。
メリット
迅速な導入
AODB接続は2か月以内に効率的に稼働を開始しました。
コスト効率に優れた相互接続
他のサービスプロバイダと比較して50~60%のコスト削減を実現しました。
高速のクラウド接続
他のクラウドサービスとの連携を実現し、オンプレミスのITシステムをクラウドに移行するための基盤を提供しました。