テキサスA&M研究機関、ダラスに安全なAIプラットフォームを構築 customer story
大規模で複雑な連邦政府研究のための安全なAIインフラストラクチャ
連邦政府の研究プロジェクトの実施は、ますます困難になっています。防衛、航空宇宙、材料発見、ロボット工学、大規模言語モデル開発などのプログラムには、それぞれ独自のデータ ガバナンスやセキュリティ要件があり、それらを支えるインフラストラクチャは、研究そのものと同じくらい戦略的な重要性を帯びてきています。
テキサスA&M工学実験ステーション(TEES)は、テキサスA&M工学部の公式研究機関であり、テキサスA&M大学システム全体で学際的な研究の推進においてきわめて重要な役割を果たしています。そうした業務をさらに引き受けるため、TEESは、テキサス州の資金提供を受けて構築される新しいAIおよびHPCプラットフォームであるInnovative Growth in Next Generation AI Technology Ecosystem (IGNITE)の設計と構築にデル・テクノロジーズを選択しました。Dellは、テキサス州ダラスにあるエクイニクスのデータセンターに、この統合システムを導入する予定です。
研究の未来は、研究者や学生に適切な技術や専門知識へのアクセス、そして革新を行う自由を提供できるかどうかにかかっています。デル・テクノロジーズ、AMD、エクイニクスなどの業界をリードする企業とのコラボレーションを通じて、私たちは、新たな発見を促進し、人材育成を強化し、学界、政府機関、産業界全体でパートナーシップの新たな機会を創出する、柔軟で拡張性の高いプラットフォームを構築します。
Vince Kellen博士 テキサスA&M大学システム最高情報責任者 (CIO)
1つの環境、多様なセキュリティ要件
TEESの重点研究分野には、ミッションクリティカルなAIモデルおよびLLMの開発、材料発見、先端製造、ロボット工学、ならびに防衛・航空宇宙関連の研究が含まれます。データ ガバナンスとセキュリティに関する要件は、プログラムやスポンサーによって異なるため、これまでは、個別のサイロ化された環境やコストの重複が生じていました。
IGNITEは、これまでとは異なるアプローチをとっています。Dell AIサービスの専門家たちは、計画および設計の全過程を通じてTEESと協力し、アーキテクチャを研究上の優先事項とセキュリティ要件の両方に適合させました。その結果、ポリシーベースのゼロ トラスト セキュリティ制御によって管理される共有インフラストラクチャ モデルが実現し、研究者、学生、外部の共同研究者は、1つの環境内でセキュリティプロファイルの異なる複数のプロジェクト間で作業できるようになります。
研究ニーズに合わせて拡張可能な設計
IGNITEでは、水冷式のDell PowerEdge XE9785LサーバとAMD Instinct MI355X GPUを搭載したDell PowerRackシステムを導入し、AIのトレーニング、推論、HPC、およびその他のデータ集約型ワークロードの高速化を図ります。Dell AI Data Platformのストレージ(Dell PowerScale)は、大規模な研究環境向けにハイパフォーマンスなデータ アクセスと管理機能を提供し、データ基盤の中核を担っています。一方、Dell Managed Servicesは、需要の増加に応じて継続的な運用を支援します。
Dellは、ダラスにあるエクイニクスのデータセンターに統合システムを導入する予定です。これにより、TEESは安全で回復力のある基盤を構築できるほか、そのプログラムの運営に不可欠な共同研究パートナーやネットワーク エコシステムへもアクセスできるようになります。IGNITEは、高まる研究ニーズに合わせて拡張できるよう設計されており、AMD Instinct MI355X GPUを搭載した高等教育機関における最大規模のAI導入事例の1つとなることが期待されています。
現代の研究環境では、膨大な量のデータが生成され、そのデータに依存しているため、高度なコンピューティング ワークロードをサポートできる、安全で主権が確保され、拡張性のあるインフラストラクチャが求められています。エクイニクスは、デル・テクノロジーズとの提携を通じて、IGNITEの成長を支えるために必要な、回復性の高い接続環境、エコシステム、安全なデータセンター基盤を提供し、産業界、政府機関、学術界全体で画期的な研究とイノベーションの実現を支援します。
Kevin Thames エクイニクス、米州地域パートナー エコシステム担当バイス プレジデント
安全な研究革新の基盤を拡大
IGNITEは、テキサスA&M大学システムとデルとの長年にわたる協力関係、およびダラスにあるエクイニクスのデータセンター容量を基盤として構築されています。これらを組み合わせることで、TEESは研究者のアクセスを制限することなく、次世代の連邦政府および州政府の研究プログラム獲得に向けて、セキュアで高い接続性を備えた基盤を活用できるようになります。