Children's Cancer Instituteのお客様事例 | エクイニクス customer story
小児がんの治療がデータサイエンスの課題となるとき
Children's Cancer Instituteは、1976年に設立され、シドニーに拠点を置く、小児がんの研究に特化したオーストラリアで唯一の独立系医学研究機関です。世界中で毎年約30万人の子どもががんと診断され、オーストラリアだけでも毎週3人の子どもが亡くなっているという状況を受けて、同研究所は精密医療のアプローチを採用し、膨大な量のデータを生成しました。しかし、同研究所内のコンピューティングシステムでは、その課題に対応する拡張性がありませんでした。同研究所は、Equinix Fabricを使用して、世界中のクラウドプロバイダや共同研究者との直接かつ安全な接続を構築し、フィラデルフィア、メンフィス、ハイデルベルクの各センターとの間でデータを比較して統合できるようになりました。
エクイニクスおよび同社のグローバルなデータセンターネットワークとの提携により、オーストラリアの患者に関するデータを海外のデータと統合し、最終的には小児がんを完全に克服できると確信しています。
Mark Cowley氏 Children's Cancer Institute、Computational Biology、Group Leader
グローバルな研究への直通ルート
Children's Cancer Instituteは、小児がんに対して精密医療アプローチを採用し、各症例について可能な限り多くの情報を測定しました。そのアプローチは本質的に膨大な量のデータを生成することになり、この研究は生物学的な課題であると同時に、データサイエンスの課題でもありました。小児がんはそれぞれが異なり、成人向けに開発された治療法をそのまま適用することはできないため、治療成績を向上させるためには、個々の症例を詳細に理解することが不可欠でした。
Equinix Fabricにより、同研究所はクラウドプロバイダに直接かつ安全に接続し、通常は接続の構築に要する通信事業者のコストを負担することなく、世界中の共同研究者と連携できるようになりました。そのため、シドニーの研究所内で生成されたデータをフィラデルフィア、メンフィス、ハイデルベルクからのデータとすべて同じクラウド環境内で直接比較することが可能になりました。
治療法が世界的な情報共有にかかっているとき
Children's Cancer Instituteにおける新たな発見は、常に世界中の他の研究機関との共同研究を通じて追求されてきました。なぜなら、より大規模で開かれた臨床試験を行うことで、より多くの子どもたちが参加できるようになるからです。しかし、同研究所内のハイパフォーマンスコンピューティングシステムは、そうした共同研究に求められるテラバイト級のデータ処理という課題に対して十分に対応できませんでした。シドニーとその海外の共同研究者からのデータを同じクラウド環境に統合することで、同研究所は国境を越えて調査結果を比較し、単一のデータセットだけでは見出せなかったパターンを特定できるようになりました。Equinix Fabricを使用することで、組織は複数のクラウドプロバイダやパートナーネットワーク間でプライベートな直接接続を確立でき、従来の通信事業者回線を介した接続構築に伴うコストや遅延を回避できます。
エクイニクスを使用することで、クラウドプロバイダと直接かつ安全に接続でき、基本的に世界中の共同研究者と連携できるため、研究所内で生成したデータをフィラデルフィア、メンフィス、ハイデルベルクで生成したデータと比較できます。
Emilio Caspanello氏 Children's Cancer Institute、ICT Manager
すべての子どもの治療に向けて
このパートナーシップにより、Children's Cancer Instituteは、独自に接続環境を構築するコストをかけずに、オーストラリアの患者データを海外の共同研究者の研究成果と統合する手段を得ることができました。こうした世界的な連携は、小児がんに罹患したすべての子どもたちのために、小児がんを理解し、最終的には克服するという同研究所が掲げる目標に向けた取り組みを支えました。